WaifuDiffusion 1.3 リリースおめでとうございます

2022-10-09
WaifuDiffusion 1.3 リリースおめでとうございます

WaifuDiffusion1.3でた

リリースされたWaifuDiffusion1.3はみんなニコニコの出来栄え

hakurei (Reimu Hakurei)

WaifuDiffusion1.3がリリースされるまでの間は、デイリーでエポック毎にckptが公開されていたので、それで遊んでいました。SDもWDも次の更新に早速取り掛かっているようで、毎月遊べそうな雰囲気がありますね。

1.3の印象

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idolmasterがメチャクチャ学習されてそれっぽい顔しか出なくなってしまったw 1.2ではいい意味で中間的な顔になっていたのですが、垂れ目の誰が見てもアイマスの顔になってしまうようになった。別の中間的なワードを使う必要があるようです。全体的な品質は上がっていて、danbooruにあるものはそれっぽく出せる可能性が高くなってきました。高解像度の歩留まりも上がっている印象です。

指は相変わらずダメなので、指見せたい人は頑張らないとだめです。指ガチャ。

1.3betaの頃

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1.3ベータの頃のもの。表情に変化があった。顔はidolmasterが使えないため、他のタグの大量に付与されているソシャゲを使ってベクトルを引っ張ることになる。cygamesやgenshin。precureやsailormoonのようなアニメはイラストの内容がバラつくため崩れてしまいがち。

高精細系がやりやすくなりました

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かなり高精細な描画とアニメを両立させられるようになった。この異常なほど精細なlingerieを出すには緻密な(elaborate)、とか複雑な(complicated)とかという指定が必要。素材は透けてるフリルのレースみたいな指定をする。いかにもAIお絵かきっぽくて良さがある。 上はエポック8とか9の頃のものも混ざっている。

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超高精細ではこれがよかった。

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偶然見つけたのだけど、twinsというキーワードをいれるとクオリティを維持したまま双子の構図になることがある。面白い。右の画像はWaifuDiffusion1.3のお祝いに使った。

sketchが面白い

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sketchを指定するとそれっぽい絵がでることがある。かなり人間臭い絵が出てきて驚く。AIお絵かきもSketchで低解像度で高速に出力した後で、img2imgで追い込むということもできる。これを突き詰めていくと結構作品っぽくなると思うのだけど、指ガチャ、手ガチャ、顔ガチャを繰り返して作品と言うのもちょっとどうかと思うところがある。純粋に偶然出てきたもので楽しむくらいでいいかな。

1.3触り始めてからからしばらくは、このターコイズの高精細な下着と巻き毛が綺麗でやたらと出力していた。

触手もやれそう

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こういうのは誰かが凄いものを作ると思うけど、触手(tentacle)系も1.3で改善があったみたいです。あんま下品なのは歩留まり悪いしやらんよ。触手は基本タコになってしまうので、そこをどうやってそれっぽくするかが面白いのではないでしょうか。どうやるんだろ。上のはクラゲです。

ここからはちょっと面倒なはなし

ややこしい話が多かったのでぼやきをメモっておきます。今だけなんだろうけど、あんまり良い雰囲気ではないので。

AIお絵かき周辺が大変面倒くさい Danbooruの件

日本からするとよくわからない論理で、海外では画像転載サイトというものがまかり通っている。有名な無断転載サイトとしては、DabooruやGelbooru, yande.reや…もっと悪質なサイトも無数にある。ネットに一般公開されている画像ならフェアな転載の範囲かもしれないが、悪質なサイトでは有償の書籍や会員制の画像まで公開しているケースがあるようで、こういうのは相当に迷惑なサイトということになるだろう。

Danbooruは無断転載サイトの中では比較的まともな政治が行われているサイトのようである。掲載内容についてはユーザによる合意形成のプロセスがあるらしく、広告掲載は無い。 一応、有料会員という機能があるが、払いきりの支援のような体裁で、とてもではないがサーバ運営費用をまかなえるようなものではないように見える。 Account Upgrade | Danbooru

AIお描きはDanbooruから数百万枚の画像を収集してあっという間にここまで来てしまった。DanbooruがAIの学習にとって優れていたのは、良質な画像と人力で付与された比較的正確なタグ情報が充実していた点だろう。これを使うことで、あっという間にやれるところまでやったような学習データが出てきてしまった。誰も予想していなかったDanbooruの貢献なのだが、そこには常に議論がある。

例えDanbooruがなかったとしても、いつかはTwitterや各種オープンなイラスト投稿サイトで公開された画像は収集され学習されたことだろう。この収集と学習自体は日本国内においても合法なため、誰にも止めることはできない。異常な速度で学習が進んだのは、Danbooruが秒速で公開された画像をいわゆる(無断)転載を行って、さらにおせっかいにもタグ付けしてデータベース化していたためである。公開された画像は遅かれ早かれ学習されるのだから、Danbooruをやっつけても別にAIお絵かきは止まったりはしない。

Danbooruははあっちの国での合法の範囲内で、怒られないようにローカルルールを定めながら楽しんでいるだけの存在であるべきだった。AIお絵かきの学習データとして表舞台に引きずりだされたのは、予想もしなかった展開だろう。公開されたイラストを集めてはタグを付けてデータベース化することを趣味としている妖精のようなオッサン達の楽しみの場が、急に表舞台に引きずりだされ、かつて無いほどの罵声を浴びせられている。妖精が去ったり、場が永遠に失われることになるのかもしれない。どこに行くんだろ。

ノベルAIとかなんとかの件

正確なことはわからないが、どうも学習データの偏りどころか、隠しパラメータの強制や特別な学習を行ったデータを利用したりしているケースがあるようだ。そういう子供騙しっぽい、それっぽい絵が出てくる面白い学習データみたいなものはなんとなく不愉快である。敬意が感じられないようなところがある。そもそもアイコラツール的な使い方は良くない。それを商業的に推奨するのは倫理的によろしくない。合法であっても。

個人的な感覚として、ネットに公開されている画像を正確に均等に学習した結果としてアニメが描けるようになりました、というのはクリーンでフェアと感じる。商業的な理由で特定のキャラクターにフォーカスして、さらにそれでビジネスをしたりするのはよろしくない。しかしこの流れは止められないだろうな。

悪のAIが少し見えてきた

StableDiffusionがOSSではない世界で、いきなりNovelAIのようなものが公開された場合これはもっと良くない事になっていただろうと思う。義憤に駆られて公開されたようなことを言っていたStableDiffusionの中の人達に見えていた、プロプライエタリなAIによって夢や希望が失われるというのがちょっとわかってきた。

楽しもうぜ

AIお絵かきは何か純粋に楽しめなくなってきているところがある。初期のlexicaの雰囲気が驚きに満ち溢れててよかったな。最近は出力で笑えればAI特有の下手くそな部分、手足や指の間違いはどうでもよくなってきていてw いつかは解決されるんだし、作品でもないんだからその辺こだわる必要無いなという。

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高精細が一通り飽きてきて、次にやり始めたのが架空の雑誌や同人誌のカバーをこさえることだったw これは本当に馬鹿っぽくて面白い。どこで学習したのかわからんのですが、馬鹿にしてるかのようなそれっぽい出力が出てきて笑ってしまう。次の更新はこれを特集したい。

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